道明 唐組帯締め 「桐壺」
2016年12月23日 09:52
日々の暮らし
先日弟子の結婚式があった。
二人の門出に、何か新しいものをおろしていこうと考えて、道明の桐壺にした。
帯締めは締めてみなければわからないこともあって、失敗も多い。
色だけに惹かれて買って、締めてみたらおさまりが悪くて気に入らないなんて事もある。
私は小柄であるから、凝った組み方の豪華な帯締めより、無地の方がすっきりする。
しかし結婚式となれば帯もそれなりに重厚感あるものを着用するので、
それに見合う帯締めでなければバランスが悪い。
道明はなんといっても締め心地が良い。
帯がしっかりと収まるから、気持ちが良い。
以前きもの初心者の弟子に、帯締めは良いものを締めた方が良いからと、
私にはちょっと色味が合わない道明をあげた。
その子は出先で、いたく帯締めを褒められたと喜んでいた。
そういうことがきっかけで、きものをますます好きになってくれるといい。