体に優しい着付けと自律神経。
ここ最近、着付けを年齢に合わせて少しづつ変えています。
普段は長着の腰ひも一本と長襦袢のコーリンベルト一本で着つけています(やわらか物の時は長着にもう一本コーリンベルトを使います。
伊達締めは使いません。
夏の帯枕はタオルハンカチを帯揚げにはさんで使っています。
注(帯を緩く締めすぎて帯板がちょっと出ちゃっています!ごめんなさい!・・・・汗)
着付けで最近気をつけていることは、胸にきちんとくびれとしわを作ることです。
ここを完全に張った状態の鳩胸にすると、私ぐらいの年齢では何だか虚勢張ったみたいに見え写真うつりが女らしくないのです。
顔が少し年齢を重ねたなら、着姿もそれなりに枯れてきてもいいじゃないかしら・・。
それと自律神経が弱いので、体に優しい着付けをするようにしています。
〇帯をきつく締めない。
鳩尾(みぞおち)の部分の上を緩めに、腰の部分の下をややきつめに締めたいので、最初の一巻めからタオルハンカチを鳩尾にはさんで締めます。最後に抜くと丁度良いゆるみが鳩尾に空きます。
〇帯枕の紐を使わない
鳩尾は太陽神経叢といって、自律神経の集まる場所であり、ここがストレスを左右する場所です。
ここが緊張すると、気分が悪くなったり、めまいがしたりします。
ここの部分に一本でも紐を少なくしてリラックスさせるために、普段着はハンドたおるで帯枕の形を作り帯揚げに挟んで使います。
帯枕の紐を使わない分、帯揚げをややしっかり結ぶので、ふっくらと出さずに帯にしまい込んで、鳩尾の下の方に下げます。
帯揚げをあまり出さない年齢にもなったので丁度良いです。
白洲正子も幸田文も帯揚げはあまり出していませんしね。
〇くびれを作る
現代の着付けは補正をして胸から下はほぼストレートに着つけるのでしわもなく美しいのですが、写真撮影やフォーマルの時のみで、普段のちょっとしたお出かけや観劇やコンサートなど、着座して何時間もとなるとかなり厳しいです。
結婚式のあとなど、普段きものを着ない叔母たちが急いで脱いで「あ~~生き返ったわ~!!」と大きく息をしているのを見ると、何だか拷問のような着付けなんだわ~と思います。
胸が多少帯に乗ることは、私は悪い事とは思いません。
自然なくびれは女らしいと思うのです。
かなり大きな方はやはり和装ブラジャーでホールドする方が良いですが、知り合いで、きつめの補正下着で胸をつぶしていたら、具合が悪くなった子がいて、もう、きものは嫌だと・・・(悲しい)
そこまで神経質につぶさずに、苦しくない和装ブラジャーが今は沢山あります。
私は夏の普段着はシルクの腹巻を胸にあてています。
着付けが美しい事は式典やいざという大事な時には必要なことです。
きちんと補正をして、崩れることなく着ることも大事です。
私もフォーマルな場所では補正をします。
ただ、もし体調が優れない時は洋服の選択も良いと思います。
着物がだいすきなので、普段は窮屈に着ないで、リラックスして楽しめるようにしたいです。
自分の体と向き合って、いつも負担なく、優しい着付けでいたいな~と思います。
お茶のお稽古が2週間近く空いたときに、伸ばした爪を整えマニキュアを塗ってみました。
一日だけですが楽しかったです。
でも翌日にはすご~く短く切って、マニキュアを落として。
お道具に爪が当たらぬようにしないといけませんものね。