キモノのこと

前の記事 次の記事

上手に歳をとることの難しさ

2017年7月16日 21:23  

フランスのマダム達は50代がバラ色の人生だと言います。私も日々そう思うようにしています。


ですが私の場合、洋服ではどうしても上手に歳を取れませんでした。


何を着ても納得のいく自分になれず、40代のある時期は毎日きものしか着ない日々。

仕事でどうしても洋服で打ち合わせなどをしなければならないときは、週末は必ずきもので過ごしました。


毎年変わるスカートの丈、パンツの形。

一生ものと言われて買ったコートやカシミヤのアンサンブルも、3年着れるかどうか。

雰囲気が今の時代にそっていなければ、どんなに素材が良くても、安くて流行りの服の方が素敵に見えてしまいます。

しかし年齢を重ねると、安い素材や大量生産のいい加減な縫製は艶の失った肌を余計みじめに・・。


年齢がでるひざ頭、重心が下がる体型、少しぐらい夕食を抜いても元に戻りづらい体重。

パサついて艶がなくなる髪。

マイナスの要素が多くなるのに、流行りの安い服を着ると、鏡を直視できない自分がいます。


かといって、外見に固執せず、教養を高めればそれなりに内面の美しさで十分ではないかとあっさり外側の美の追求を手放す事も出来ず。


そんな葛藤のなかで出した答えが、これからはなるべく着物で過ごそう・・・でした。

40代はそれにどんなにか救われました。


以下は私なりにいつも心がけていることです。


◦尖った部分をなくし、協調を大事にする。


◦相手の悪い部分を受け入れ、良い部分をそれ以上に大切に思う。


◦歳をとると感受性が低くなるので、感動できる映画や舞台をなるべく見るようにする。


◦おいて行かれることに焦らずゆったり構える。


◦映像からの情報だけでなく、活字を読み、自分の頭で想像する力を大事にする。


◦若い子と行動を共にしない。


◦若い子からエネルギーをもらうなどどいう事は考えず、自分の自家発電のみで生きるようにする。


◦孤独が美しさへの美容液だとおもって、一人でいてもポジティブに楽しく過ごせる。


今日の二葉苑のお茶クラスのお菓子。

とらやさんの「若葉蔭」

金魚の涼しげに泳ぐ姿が本当に美しいです。





前の記事 
着物と茶道

キモノのことTOP
 次の記事
肩幅をマイナス5センチにする
ページトップへ