キモノのこと

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今年最後の夏着物

2018年8月27日 22:09  木綿

今週の仕事は着付けとヘアメイクの打ち合わせが残っているだけですので、夏の着物は今日までかと。

夜から激しい雷雨になり、それと同時にさくらももこさんの悲しい訃報が届きました。


彼女のエッセイが好きで、電車の中で笑いをこらえるのに必死だったことを思い出します。

国民的な漫画家として素晴らしいお仕事を沢山なさってきたかと思いますが、やはり53歳は若すぎます。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。


同世代の方が亡くなってしまうことは、微妙な年代だけに私達にはとてもショックな事でございます。

と同時に、だらだらと生きるのではなく、今この時間をしっかりと生きていかなければ、いざという時に後悔が残ってしまうのだとあらためて深く考えさせられました。


私は、最後まで満足いく仕事と知識を深める時間。

自分の為に問いかける地味な時間の繰り返しを大切にしたいと思っております。

つまらないことや苦しいことは、考え方を変えることで、いかようにも処理できていくものです。

そうやって工夫して乗り越える人生が一番充実しているように思えるのです。





今年最後の夏着物は、思い切って白地の綿絽で。さっぱりと。

8月15日を過ぎてこのような浴衣はあまり着ないのですが、暑さの戻りのここ数日に負けるものかと(笑)シャキッと着てみました。

大人になると、浴衣は紺白が一番清潔に見えるように思います。





さて、きものSalon・秋冬号「人生に寄り添うご褒美きもの」の特集で漫画家で友人の桜沢エリカさんが登場しています。

品格のある志村ふくみ先生のお着物で、本当に美しい佇まいです。

50歳をすぎたら男性も女性も仕事の充実度で顔つきが変わってきます。

エリカさんの最近の活躍は、今までとは違うまた新しい漫画の世界を作り上げていくような勢いです。

そのお仕事ぶりがお顔に出ているような感じがいたしました。


是非皆様も書店でご覧くださいませ。




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