キモノのこと

前の記事 次の記事

新しいお茶のクラスのお知らせ

2018年3月11日 10:59  

寒さが和らぐ日が少しづつ増え、背中にうける日差しの暖かさに、心が弾むようでございます。


三代目清次の草木染の手織り紬に貴久樹のろうけつ染めの名古屋帯です。

この紬は、育て途中ですが、一昨年よりも昨年、昨年よりも今年と、年月を経るごとにやわらかく馴染んでおります。



工房では落花生で糸を染め、帯を織る準備に入りました。

今回は糸とじっくり向き合って織っていこうと思っております。


このような自然のなかで染めが出来る環境を与えて下さる先生に、とても感謝しております。



先生は織も素晴らしいのですが、型染も素晴らしく、すべての技術を学ぶには今の時間では足りませんので、もう少し工房に行く日を増やせたら・・なんて思っています(笑)


織と同じように大切なのはお茶の稽古です。

私ごとですが、3月に一つの節目を迎えます。

私達の世代は、嫁入りの為に茶道・華道・日舞・お習字などを習わされました。

決して自分から望んだ習い事ではありませんでしたが、今思えばなんとも贅沢で幸せな女子校時代でございました。


お休みしながら細々と続いたお茶の稽古ですが、学生時代の先生も、30代になってからの先生も、とても地味なお着物姿で、質素な暮らしをなさっていました。今はお二人ともお亡くなりになっております。


30代の時の先生の茶室は火葬場のすぐ横で、窓から見える景色はいつも煙が立ち上がっており、毎日こうやって人間は休みなく燃えていくのだと、死の先にある生を思いながら茶を点てた記憶がございます。


今の先生には細川家の家老という武家の観点からの様々な広い知識を教えて頂き、素晴らしいお道具でお稽古が出来ます機会を与えて頂いております。


さて、私の所属する「両忘会」の新しいクラスが日本橋三越にてスタート致します。

月一回のサロン形式のクラスですので、お茶を楽しむことに重点をおき、1年間先生や皆様と共に学びの時間を過ごせたらと思っております。

どうぞお気軽にお申込みくださいませ。

三越カルチャーサロン 03-3274-8595 受付午前10時半~午後7時



またお茶周りの小物を作るクラスも新宿伊勢丹「OTOMANA」にて開講いたします。

あまり針と糸は使わず、簡単に作れるクラスになっております。

講師の渡辺みずほさんは、ヨーロッパの裂などにも詳しく、独特のセンスをお持ちですので、とても素敵な作品に仕上がると思います。

是非この機会に、ご自分で数寄屋袋や懐紙入れなどを作ってみませんか?


伊勢丹OTOMANA 03-3225-2811 受付10時半~午後8時


前の記事 
伊兵衛織の着物と茶道

キモノのことTOP
 次の記事
官休庵と龍村平蔵・南部畳表の7段
ページトップへ