キモノのこと

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皆様への御礼と単衣の半衿

2018年9月17日 11:19  

お誕生日を迎えました。

皆様から沢山メッセージを頂戴いたしまして、とても嬉しく思います。

いつまでも忘れずにいて下さる優しい心に深く感謝いたしますと共に、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。


年齢を経て、失う知識と補う知識が同じですので全体的な容量は同じままのようですが、深みのある人生を送れているのは50歳を過ぎてからだとつくづく思います。


60歳になればもっと色々なことが見えてくるでしょうし、70歳になれば更に成長する自分がいるのではないか?と期待に胸膨らむ日々でございます。


40代までは、人と競う気持ちがございましたが、自分の人生を生きるという事は人と比べる事でなく、自分の中の世界を充実させること。

それが自然とまわりに評価されれば嬉しくもあり、評価されなくとも自分が満足であればそれでよしと思っております。


    


毎年単衣の時期に着ております、ひょうたんとあられ柄の小紋です。

何年着ていますのかわかりませんが、Facebookの6年ほど昔の投稿の際にも着用していますので、そのくらいになるのかなと。

毎年これを着ますと、季節の変わり目なのだと認識致します。
帯は藤娘きぬたやの総絞り名古屋でござます。


帯締めは絞彩苑・種田さんの太め
私の中でやはり紫に黄色がしっくりくるようです。

  


9月から半衿は三浦清商店さんの正絹重め絽ちりめんか、絽塩瀬半衿を使っております。


昨年あたりから首筋に年齢が出るようになりましたので、今までの真っ白いポリエステルの半衿がきつくかんじるようになりました。

同じ白でもポリエステルの白と正絹の白ではこんなにも違うのです。

基本的には真っ白い半衿が似合うタイプですので、あまり黄みが入らないよう気を付けております。

また重めのものにしますと、衿がふっくらとして優しい感じになります。

ちょっとお値段は張るのですが、洗えるようになっておりますので、正絹でも気にせず何度も手洗いしております。




朝一番に友人の桜沢エリカちゃんからお花が届きました。

私の好きな色を考えてオーダーしてくださったそうです。

本当に美しい取り合わせです。

自然の色は何よりも美しく、人の心に幸せをもたらします。

こんな風に思ってくれる友人がいることは一番の幸せです。


また新たな一年を迎えます。

皆様に支えられながら、新しい出会いに心を弾ませて向かいたいと思っております。





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