キモノのこと

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着物を着るときの顔の作り方

2018年12月15日 23:09  

今日は私が所属しております「両忘会」の千駄木クラスの稽古おさめでございましたので、濃き紫一つ紋色無地を着用いたしました。



2019年は源氏物語をテーマに、紫からスタートして参りたいと思っております。

都会になじむグレーやベージュなどの洋服に近い色のお着物ばかりでは、本当の意味での色を楽しむことになりません。


また無難だからといって薄いお色ばかりでもバリエーションが尽きてしまいます。


日本の訪問着に薄い色が流行りましたのは、皇后美智子様がそのようなお色を好まれ、みっちーブームという時代があったからでございます。

本来、濃い色を着るという事は染料を沢山使いますので、高貴な方しか着用出来ません。


今はだれでも色が自由に許される時代です。

このように濃き紫を着用するのも、気持ちが引き締まり良いものでございます。


私は、着物の時の化粧道具と洋服の時の化粧道具は全く別のものを使用しております。

着物は平面の美しさであり、立体的にする必要がありません。

ですので体に凹凸がある方は、やはり補整などをした方が写真写りは良いように思います。


同じようにお顔にも影が出ないよう、くすみのないお顔立ちがよろしいと思います。

目を大きくする、鼻を高くする、小顔にする、このような事はあまりしない方が良く、目は大きさよりも細く存在感のある方が良いです。

鼻は高くするのでなく、鼻筋をきちんと見せるだけでよろしいかと。

顔の大きさに関して言えば、本来着物は日本髪ほどの大きな頭が乗ってバランスが良いものです。

あまり小さなお顔ですとバランスが悪いので、ほどほどに日本人らしい大きさで良いかと思います。

前回のブログにも書きましたが、ヘアの大きさで顔は小さく見せることができますので、シェーディングなど顎を無理にシャープに見せる必要はありません。

来期からのレッスンではメイクも詳しく説明して参ります。

着物に似合う顔の作り方にはいくつか決まりがございますのでそれをしっかり勉強していただければと思います。






着物は日本の伝統色を基本に染められております。

ですので私たち黄色人種の顔には、西洋の色でなく日本の色をのせた方がなじみが良いのです。

眉や目元には、古来の墨の色。

口元には紅花の色。

頬にも紅花の色。

お顔全体は京紫のお粉で。






奈良ホテルに滞在しました時にオーダした筆でございます。


あかしやさんのものですので、ネットからでも名入れをしてくださると思います。

奈良筆は大変使いやすいので是非お試し下さませ。



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