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織物と質素な暮らし

2017年8月17日 08:16  

着物生活を始めた理由は、流行がないうえにお下がりが沢山あって、洋服生活よりお金がかからない・・・がきっかけでもありました。


自分の好みがはっきりしてくると祖母や叔母のお下がりの生活から、お誂えになり、仕事関係でのお付き合いで着物を買う事も多くなり、私の日々の生活と行動にずれが出てくるようになりました。


仕立てていない反物、一度も着ない訪問着・・それらを前にため息をつくこともしばしば(泣)

夏休み中に本当に大切な着物を残し、他のきものは友人や従妹にあげてしまいました。


私自身がコーディネートの先生でもあったので、数あることは重要でしたが、今はインスタでセンス良い着物美人さんが沢山います。

それらを見ているだけでも十分な時代です。

洋服のスタイリストの友人も、インスタの一般の方の投稿に負けてるよ~!と笑っていました。


女性の平均寿命は85歳。

私の人生もまだまだ先は長いです・・・。


家の価値、マンションの価値、お金の価値も変わってくると思います。

オリンピック後の日本が活気を取り戻し保って行けるとは到底思えません。


戦後の食生活の変化から、寿命は長くなっても健康寿命は短くなっているような気がします。

若い人が成人病であるはずの病にかかる。そんなこともめずらしくなくなりました。


今までにない大雨での災害。

いつくるかわからない地震への不安。

老後の生活の事・・・。

もう次から次へと不安ばかりが募ります。


不安のもとは生活をタイトに質素にすればだいぶ改善されます。

質素な暮らしでも生きがいを持つ老人になりたいとずっと思っています。

逆算してやらなければならないことをコツコツやっています。


元気なうちに。


好きなものを自分で織って使う静かな暮らしが目標です。


今は小さなことから。


自分で織る。縫う。洗う。

食の安全が不安だったら、自分で作る。


農家にはなれないので、お米だはおねがいするしかありませんが。



薄くて軽い夏のショールが織上がりました。様々な細さの糸で似合う色で。

自分で使うものだから、織のあまさなんてどうでもよいのが気が楽。


次は寒くなる前にカシミアのショールと半幅帯かな。




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