いろのこと

前の記事 次の記事

都会に映える色

2017年7月3日 16:57  日々の暮らし 

私の住むマンションは六本木や麻布、表参道に歩いていける広尾という場所にあります。


最初に住んだマンションは表参道の骨董通りのすぐ裏手でした。住まいは表参道、事務所は青山というのが一つの目標でしたので、狭くても、とても満足していました。


その後無機質な生活はあまり子育てに向かないのと、娘の学校まで徒歩3分という便利さで広尾に引っ越しました。


うちの生徒たちは自宅兼事務所の今の広尾にくるたびに、がらんと何もない空間に驚くらしく、本当にここで暮らしているのですか?とよく聞いています。


物が少ないので、差し入れのお菓子を皆さんで頂くにもフォークもないのです(箸のみ)

すみません・・・・(汗)

応量器と箸が家族分あれば約10年、特に不自由したことはないのですが、来客の時は流石に困りますね。

そういう意味では、都会に住んでいてもかなり質素な暮らしです。



六本木まで歩いていけるので、打ち合わせや食事にヒルズやミッドタウンをよく利用します、そういう時のきものはシックでクールなコーディネーションになります。


きものは着るだけで気合いが入るので、きものにまで気合いを入れず、肩の力の抜けたさっぱりとした印象を心がけています。


きものを織るとき、染める時、どんなときにもまず色を考えます。


グレイだけでも、青みのグレイ・黄みのグレイ・ウォーム・クールなどと、かなりの本数色鉛筆をもっているので、その中で配色を考えます。

合わせるポイントの色もばらつきがないように同じトーンで合わせられるようにしています。


都会に映える色は、暖かい色より、少し冷たい色の方が合います。

ただしこの色全員に似合うわけではありません。

ちょっと間違えれば、寂しく老けた色にもなってしまいます。


今年は老けないグレイ、大人の綺麗な色などをプロデュ―スしています。


出来上がりましたらまたご報告します。



先週の京都出張の際、

伊藤組紐http://www.itokumihimoten.com/で真田の5分紐を買ってきました。

お揃いで羽織紐も。


京都の三浦清商店http://www.miurasei.jp/で染めてもらった帯揚げにとてもしっくりきます。


前の記事 
お暑うございますね

いろのことTOP
 次の記事
藍の生葉染2017
ページトップへ