キモノのこと

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学びに年齢は関係ない

2019年3月25日 14:32  




最近アップヘアのバランスを少し変えてみました。

(袖口より襦袢が少々出ており大変失礼いたしました)

今まで下目にまとめていることが多かったのですが、少し襟足をすっきりとさせています。


紬などのカジュアルな着物の時は、ヘアに高さをあまり出さずシンプルにまとめる方が良いと思いますが、やわらかものの時は多少ボリュームがあった方が良いと思います。


ヘアは自分でいたしますので、手をかけない、時短ですばやくアップにする方法を第一に考えております。

着物ヘアの本は色々と出ておりますが、皆様がご自身でやられるには少々ハードルが高いのでは?と思います。

かといって毎回美容室にお願いいたしますのも、面倒な事だと思います。

ヘアの部分をもう少し皆様にお教えできたらと考えております。


着物用のメイクアップ講座は、3月よりスタートいたしました「きものの四季」でもお教えいたします。


胸に挟んでおります筥迫は、仕事柄お名刺をだす機会が多くあり、バッグなどから名刺入れをごそごそ探すより胸元から出す方が美しいので。

油とり紙もこっそり何枚かしのばせております。


先週末は日本橋三越にて「振袖・和のパーソナルカラー診断」がございました。



伝統色彩士協会のお仕事は主に3つに分かれます。

一つは代表である私の講演・監修・きものプロデュース・スタイリング・執筆業など

二つ目は着付け師やヘアメイクさんの派遣業。

三つめはスクール運営。


一番目と二番目は、新宿伊勢丹・日本橋三越・京都高島屋様を中心にお仕事をさせて頂いております。


協会の代表である私が、ビジネスを中心に考える側面を持っておりますので、学んだ先に何をつかむのかという事をしっかり考えていけるように指導していきたいと常日頃思っております。

また私と共にお仕事をしてくださる、診断士や着付け師さんがすぐに欲しいので何としても技術を習得して卒業し手伝ってほしいと思っております。


昔は新しく何かをはじめるのに50歳では遅いと思われておりましたが、今の時代は全然そんなことはありません。

40代でも、50代でも、60代でも新しい学びに遅いという事は一切なく、どれだけ集中して学べたかが一番大事だと思っております。

可能性は年齢ではなく、努力と集中力によっていかようにも広がるものでございます。


きものは年齢を重ねた方が仕事には有利になります。

若さだけが価値のある日本において、歳を重ねて評価されていく着物・茶道こそ成熟した文化であり、本来の日本の在り方であると思います。


着物に携わっていれば年をとることなど楽しみでしかございません(笑)


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