明治記念館
明治維新によって政治体制は大きく変わりましたが、人々の生活や文化は急に変わったわけではありません。
洋装は導入されますが多くの人が和装であり、それらが混在する時代です。
化学染料は幕末にはすでに入ってきていましたが、明治になってほとんどの着物が化学染料で染められることとなります。
宮中の礼服が洋装となり、それによって上流社会は急速に欧米化が進みますが洋服は高価で手が届かず、和装に洋のアイテムを合わせ、靴や帽子、コートなどを合わせていたようです。
伝統色彩士協会は、江戸時代までの草木染めから明治に入って化学染料へと変化していく時代にフォーカスを当てています。
日本人の色と西洋から入ってくる色。
どちらも上手く使いこなしていくことであると考えます。
夏の終わりに、明治記念館にて正会員の皆様との食事会がございました。
まだコロナが落ち着いていませんでしたので全員参加とはいきませんでしたが、お天気も持ち直し楽しい一日となりました。
正会員・準会員の皆様は、共に協会を支えて行ってくださる方々であり同じ意識を持って進んでおります。
このような時代だからこそ共に学び、知識を高め合い、協力しながら助け合っていかねばならぬと考えております。
着物を着るだけでなく、お茶やお香や書などを嗜み、室礼や染め、所作など。
年齢に関係なくバランスの良い凛とした美しい日本女性であってほしいと思っています。
伝統色彩士協会「筆美人講座」
伝統色彩士協会での日本橋三越クラスは10月9日(日)11月13日(日)12月11日(日)
午前11時から12時半の3回講座。
日本橋三越9階カルチャーサロンで開催となります。
お申し込みは三越カルチャーサロンまで
03-3274-8595
講師 常田六花(伝統色彩士協会 講師)
どなたでもお申し込みいただけます。
また13期の募集などは10月に入りましたらお知らせいたします。