マイ採寸と洗える絹の着物
暑さ厳しい毎日ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は少し体調を崩し寝込みました。
今回は食中毒のようなもので発熱と下痢が治まらず大変きつかったです。
一応発熱が4日続いたのでPCR検査もしましたが陰性でした。
思い当たる原因がわかっているので、しばらくは外食恐怖症になりそうです(笑)
水分だけで5日間過ごしましたが、いつか挑戦しようと思っていた断食を計らずも経験する事となり、強力なデトックスをした感じです。
腸洗浄とはもしかしてこういうことなのかしら?と。
体重は約1キロ減りました。
とにかく肌の調子が良く、気になっていた小さなシミやむくみもなくなりました。
顔のむくみが取れるのはとても良いことです。
日常でも腸洗浄と断食を交互に行うと非常に良いのだろうなと思います。
私達は日頃食べ過ぎであり、毒素も溜まっているような気がします。
定期的に胃腸を休ませることは体質改善にも良いのだと思います。
さて洗える絹の着物が仕立て上がりましたので、早速着用してみました。
帯は先日仕立て上がった上村昭一先生の越後上布の帯です。
長年(5年ぐらい?)反物のまま仕舞い込んでいましたが、ようやく仕立てて今年は着用しています。
軽くて涼しくて、無理をしてあの時に買っておいて良かったとあらためて思いました。
着物ですが、今までは洗える絹というと、撥水加工や、防縮加工など何かしらの加工がされていましたが、今回の絹はそういう加工は一切されていません。
ですので、風通しがよく、軽く、生地は上布のように肌にまとわりつかず、吸湿もあり汗をかいても気持ち良い着物です。
長襦袢も洗える絹のもので、これも驚くように薄く軽く天女の羽衣のようでもあります。
淡交社のイベントなどではご覧いただけるようですが、やまもと工藝さんの自信作で、工房にも色見本などがあります。
https://chanoyumaptokyo.jp/advertiser/yamamoto-kogei/
また私の方でお似合いになる色を見て差し上げることも出来ますので、ご興味がありましたらメールにてお問い合わせください。
info@traditional-colorist.org
ブログのお問い合わせページからでも大丈夫です。
やまもと工藝さんのお仕立ては美しいキモノ春号でも特集されていますが、着付けの技術のいらないお仕立てです。
長襦袢も長着も体にぴったりと寄り添うので、羽織るだけで余分な抱き幅の処理やおはしょりの整えが必要なく、後ろの背中にもシワが一切でないので、あら??っと驚いてしまいます。
あまりに手数が少ないので狐につままれたような気がしました。
また衿まわりの仕立てに工夫があるのか、補正をしなくても変なシワが出ませんし、衿合わせが一回で決まります。
今までは着付けに様々な工夫を凝らして美しく着ることに一生懸命でしたので、なんだか拍子抜けしてしまいました。
お若い方はお下がりの着物などもあるでしょうから、多少サイズの合わない着物も着付けの工夫で綺麗に着ることができます。
それも楽しいと思うのです。
私のように50代も中盤になってきますと、関節のあちこちも不具合が出てくるので、簡単にラクしてというのはありがたい。
髪もセットしなくて良いし、着付けも羽織るだけでサクッと着れるとなると、着物は本当に便利なアイテムとなります。
とはいえ、私の着物の半分以上は祖母と叔母のお下がりなので、まだまだ工夫をしないと綺麗には着れません。
なので、今後は新しいものを買うのではなく、シーズンごとに少しづつ仕立て替えをしていけたらなと思っています。
マイサイズについて知るための勉強会も近々できるよう計画中です。
着物も枚数を増やすだけでなく、少ない枚数でも自分の体にぴったりと合い、長く着れてコーディネートしやすいものを手元に置きたいと思います。
尊敬する社会学者の鶴見和子先生は、一年中お着物をお召しになっていましたが、その量は箪笥ひと竿だけであったと。
私もそのようにしたいと思いつつ、なかなか減らない数にため息が出ています。