キモノのこと

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演ずることができる女性は美しい

2018年4月25日 11:49  

イベントや出版関係の色々が重なり、ブログの更新ができずにおりました。


着物の楽しみは、形が変わらずとも様々なイメージで着こなせるところにあるかと思います。

その場その場のシーンに合わせて、またご一緒します方々の年齢などに合わせて、すっきり大人っぽくも、少し女らしくも、かわいらしくも楽しめるものでございます。

今はまだ黒髪ですが、やがて白くなっていきましても、きものであればうまく移行できると思うのです。


自分の先が見える姿が着物であり、恥ずかしながら私なりに美しく年を重ねていける自信が少しだけあるのは、着物の力だと思っております。

洋服ではとても上手く年を取れそうにございません。

そして、不思議なのですが、欲しい服や着たいと思う服が40歳を過ぎたあたりから全くなくなりまして、私にとって洋服は暑さ寒さをしのげて、お手頃な価格で、体型をカバーしてくれるものであればなんでもよいという風に思うようになりました。


着物ですと、いまだに可愛い小紋や紅型を着たいと思いますし、クールで大人なスタイルも着たいと思うのでございます。

洋服では少し痛いと思われてしまいがちな色使いや柄も、臆することなく着れてしまいますね。


女性は皆さんどこかに密かな女優さんの気持ちをお持ちだと思うのです。

演ずることができる人はいつまでも美しいと思います。

着物はそんな私たちの衣装の役割をしているのではないでしょうか。



今日は雨下駄で出かける予定でございます。

後ろの跳ねがないのはやはり雨下駄が一番です。

水たまりや、ぬかるみに足が入ってしまっても安心です。


鼻緒は雪白。爪皮は薄紫。

浅草の辻屋本店さんで誂えました。


二枚歯下駄は大好きでございます。下駄を履く習慣がありますと、体幹が鍛えられ、姿勢もよくなります。

前重心で、つま先で蹴るように歩くのでふくらはぎが締まります。

ヨガやピラティスに行くぐらいの効果は二枚歯下駄にあると思います。


仕事がひと段落致しましたので、しばらくは頻繁にブログを更新するかもしれません。

あきれずに、どうぞお付き合いくださいませ。



 

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