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洋服が似合わなくなる理由とは

2019年7月21日 19:44  




カメラ目線の写真はあまり好きではないのですが、先日はちょっとした撮影がありましたので。

暑い日でしたが、単衣に袷用の帯でございます(泣)


今日は洋服が似合わなくなってきたと感じる理由について少しお話しいたします。


日本では成熟した大人の女性の文化の基盤がございません。

西洋と違い、年を重ねることはマイナスイメージである上に、年齢を経た女性に敬意を示す若い男性がとても少ないのでございます。

おばさん・・・という言葉で40代からいえ、もしかしたら30代からそういわれてしまうのかもしれません。

また成熟した男性になればなるほど、若い女性を好む傾向もございます。


若くない女性は価値がない。


そんな風に判断されてしまう世の中は大変悲しく思いますが、私は女性の努力も足りないのでは?と思っております。

若く見せようとか、いつまでも年齢不詳でいようとか、そういう気持ちを否定することはございませんが、外見だけ、インスタの写真だけ若く見えれば気持ちは満たされますでしょうか?

架空の世界で自分を表現していても、どこか虚しさがよぎり、かといっていきなりおばさんを受け入れられない・・・。、

そんなジレンマでもがく女性が大変多くなりました。

昔はSNSなどありませんでしたので、どのくらいその方の老化が進んでいるのかなど、実際お会いしない限り分かりませんでした。


今はリアルタイムで様子がわかりますので、せめて写真だけでもという気持ちは十分理解できます。

外見も大事かもしれませんが、大人の女性が沢山の知識をもち、若い方から憧れる存在になってほしいといつも願っております。


さて、洋服が似合わなくなる理由についてですが、洋服が似合う似合わないの判断は、他者より自分での評価が一番辛口であります。

自分以外の事を気にしている人は実はそんなにいらっしゃらないのです。


先日友人とカフェでお茶をしておりましたら、ものすごい勢いでインスタにいいね!を押しており、ちゃんと読んでるの?と聞いたら、一応ね。と言っておりました。

インスタなどは、とりあえずお付き合いのいいね返し、また影響力のある人にコメントを入れたりして、ビジネスに繋がるかを探っている。人気のある人にコメントをすることで自分のイメージアップも図っている。面白いからとりあえずいいねを押すといういくつかのパターンに分かれるのだそうです。

私は友人や生徒、大好きな猫さんの投稿だけにいつもいいねを押しています。

SNSも使い方によっては深いのだと感心致しました。

そして常に自分中心であるものなのだと。


話はそれましたが、洋服が似合わないとはご自分がそう感じる事であって、他者はそこまで真剣に見てはいないという事でございます。

また基準が雑誌やメディアなどの若いタレントに目が行ってしまうため、どうしても自分と見比べ、女性としての自信を失いがちになります。


大人の女性のドラマなども時々ございますが、女優さん達はやはり年齢より若く見えスタイルも良く、自信を喪失いたします(泣)


一度そのラインから降りて頂き、別の世界に行くことで、楽になるのが着物でございます。

今は夏ですので浴衣の時期でございますが、いくら若くかわいい子が浴衣を着ておりましても、羨ましいなどどは思いません。

浴衣こそ、大人の女性に似合うものでございます。

つまみ細工の可愛い簪をゆるふわに編んだ髪にさし、履きなれない下駄でぽくぽく歩く姿に対し、すっきりまとめたお団子に小さな玉簪を一本挿し、ゆったりと着慣れた型染のシンプルな浴衣を着ている大人の女性ほど美しく見える事はございません。

体型が崩れたからこそ、洋服よりも着物の方がすっきり見え、美しいのです。

加齢のマイナス点は若い子と違う女らしい所作で十分カバーできます。

所作がおばさんになってしまったら、浴衣の魅力はゼロになります。


どうか夜ちょっとそこまで友人と飲みに行くときに、ゆったりと浴衣などを着てお出かけください。

化粧は薄く、べたべたした体をさっとシャワーで流してあっさり清潔感のある姿で。


会社帰りでも、最近は着替える事の出来る化粧室も多くなりました。

ボディシートで体を軽くふいて、浴衣に着替え、気の合う友人と古民家Barなどに行かれても良いのではないでしょうか。



この頃は男性よりも女性の方がしっかりしてまいりました。


男性の不祥事は良くございます。

人を殺めてしまう事件も男性が殆どでございます。

幼稚な男性が多くなり、大人になっても感情をコントロールすることが難しくなってきてしまったのだと思います。


こうあるべきという、プライドや美意識をお持ちである男性が少なくなってまいりました。



そろそろ大人の女性の美しさを構築する時代に突入したのではないでしょうか(笑)

男性の意見に振り回されず、女性としての成熟した世界をしっかり築いてまいることが、次に繋がる後輩たちの礎になればと・・・。


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