筋道の通った生き方
ネットで購入した、洗える大島紬でございます。
お家で家事をするときに着用するつもりで購入いたしました。
しかしあまりによく出来ており、気にってしまってお稽古着としても使っております。
信じられないお値段です。
ありがたいことです。
さて、昨日の鎌倉「月光庵」でのお稽古から
(私は現在所属が変わりまして、鎌倉の月光庵の岩波宗正先生のもとでお稽古をしております)
その時その時、最善を尽くす事が正しいとは限らない。
点前には流れがあり、その前後があるから今の置き方、取り方、手の動かし方に意味がある。
何が正しくて何が間違いなのかは流れの中で一本の道が通っているかいないか。
着地点を見据えての動きであれば何であれそれは正しいと。
昨日の稽古で先生に教えていただいた事です。
お茶から人生を学ぶ事は多いのだといつも言われております。
今の苦しみ、辛さ、迷い、台風の災害で途方に暮れている方、仕事で悩んでいる方、病気で塞ぎ込んでいる方。
なぜ自分はこのような生き方しか出来ないのだろう。
なぜ自分だけこのような事が起きるのだろう。
そう悩んだとしても人として筋道が通っていれば決して間違えではないのだと思います。
逆に筋道の通らない人生は豊かな生活であっても、愛に溢れていても、称賛される地位を得たとしても、何処かで狂いが生じ、やがて立ち行かなくなります。
筋道の通らないことに目を背け、その時だけの気晴らしや、趣味娯楽に身を投じてもやがて自分を苦しめる時は必ず来てしまうように思います。
色々と考えたら難しいことですが、決して人を騙さない。
これだけでも筋道の通った人生ではないでしょうか。
真っ直ぐ正しい気持ちで、前を見て明るく歩く。
怒りや批判もなく、焦ることもなく、のんびりゆったりと。
背中が軽くなるような道を歩みたいと思っております。
まずはたっぷり寝ること(笑)