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2020年8月30日 21:57  日々の暮らし 


夏の浴衣会が無事終わりました。

2回に分け、人数を少なくしての開催でしたが、いつかこの頃を振り返って、ああ〜あの時は大変だったねと思い出す日が来るでしょう。




お見苦しい写真ですが、今週は、家の前で足を捻挫して2倍に腫れたため草履も靴も履けず、寝ていても痛く、痛み止めを飲みながら、つっかけのようなものを履き、米沢に出張に行ったり、打ち合わせに行ったりしていました。


病院に行かなかったのは、万が一暫くは安静にと言われたら、困ってしまうからです。


弱音を吐けば良いものを、昔から人に弱音が吐けない性格です。


この数年間は、90歳近い義理の父母が自宅で寝たきりになり、実家の父が肝臓癌で入院となり、母が施設に入り、娘が大学受験で、どう考えても身動きが取れない状況でした。友人が癌になり、友人の子供の面倒も見ながら、私一人で何人の人を見なければならないのだろう。

途方にくれました。


それでも仕事をしてきました。

なぜ出来たのかはわかりません。

ただ、弱音が吐けなかっただけです。

吐いても吐かなくても事態は変わらないのなら、吐かないというのが私の選択です。

皆を見送り、今は90歳の母のみになり、負担はほぼ無くなりました。


私の人生はこれからです。

日々自分の人生を歩めることの幸せに感謝しています。

今までは老いた両親達と子供のために、仕事を微調整しながらやってきました。

あちらの世界から、「ご苦労さん」と皆が笑っているような気がします。

残りの人生はゆっくりじっくり楽しみなさいねと言ってくれていると思います。


言いたいことはそんなことではありません。


私に出来たこと、皆にもきっとできるはずです。

今介護をしている人、これから介護がある人、子育て中の人、仕事が不安定な人、体調が思わしくない人。

それは永遠ではなく、必ずゴールがあることです。


先生は特別パワーがあるからと言いますが、私はただの人間です(笑)

皆と何も違うところはありません。


ファミレスのトイレで、母を車椅子に戻す体力がなく、床に二人で潰れてしまったことがあります。

人目もはばからず、その時はワンワン泣きました。

もう私達親子は生きていけないのだと絶望的な気持ちになりました。

お店の人がびっくりして駆けつけ助けてくれましたが・・・・。


年寄りみんないなくなればいい。。鬼のような心が芽生えた時、自分が怖くなって不眠症になりました。

仕事がうまく行かないのは抱えている環境のせいだと、恨んだりもしました。


でもみんながいなくなってしまった今。

なんだか寂しくて、楽しかった頃のことを思い出します。


外から見れば順風満帆に見えても、必死に戦いながら生きてきたと思います。

戦えない人生には勝利はないというのが父の言葉です。


私が人に誇れることは、どんなに無理そうな環境でも、負けずに戦ってきたことです。

そしてそれを人に悟られないように、さらっと生きてきたことです。


勝利は誰かよりも優位に立つことや、成功することでなく、自分に勝つことです。

それが出来て、初めて世の中に勝てるのだと思っています。


私が乗り越えてこれたことは、皆も乗り越えられます。


新しい動画をアップしました。

よかったら見てください。

https://youtu.be/e16UFeLw4Fs

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