日本の色と着物を学ぶ二十四節気
10期を卒業させてから、一年お休みをいただきました伝統色彩士協会のスクールでございますが、2019年は新たなカリキュラムでスタートいたします。
着付けが完璧なのに何となくピンとこないのですが・・。
美容院でセットをすると、やりすぎた感じに見えてしまったり、老けてみえてしまったりするんです。
反物では似合うと思ったのに、仕立てたらイメージと違ってしまうのはどうしてでしょうか。
着物は色合わせが難しくいつも悩んでしまうんです。
仕立てるときに、自分のサイズがこれでいいのかといつも悩んでしまいます。
なで肩に見せたいし、華奢に見えたいのです。
素敵な着物姿のはずか、洋服よりも老けてしまうのはどうしてでしょうか。
自分に似合う着物姿が分からなくなってしまう事。それは着付けを学んだだけでは決して解決することではございません。
日本の色を学ぶ、組み合わせを学ぶ、なぜこの色の組み合わせなのかを、歴史の紐を解きながら学んでいく。
日本人の体のしくみ、頭の形、肌の色、骨の構造、足の形、それらをしっかりと知ったうえで自分の着付けをもう一度構築しなおしてほしいと思っております。
着物を毎日着ていても美しさへは進めません。
たまにしか着ない方でも、美しい着姿の方はたくさんいらっしゃいます。
豪華な作家物をお召しになっていても、着物は素敵かもしれませんが、その人自身が素敵に見えているわけではございません。
着物とは値段やブランドではなく、色の調和と、骨格、着付けのバランスが重要でございます。
工夫や、努力や、自分自身を冷静に見つめる目や、周りの方との協調性や、日本女性としての在り方まで、すべてが着姿に反映されてまいります。
30代~40代には若さの残るまだまだ瑞々しい美しさ
50代には中途半端な難しい世代を美しく乗り越える美しさ
60代には大人の女性の落ち着きを前面に出した品格のある美しさ
それぞれの美しさを自然な形で引き出せるようにお勉強して参ります。
そして自分の姿に納得できる日がまいりますと、その喜びは何にも代えがたい自信となり、これからの人生の指針となりましょう。
私も理想とする姿までまだまだ到着出来ておりませんが、皆様と共に勉強して参りたいと思っております。
開講 2019年3月
月一回。11時~16時(お昼はお弁当などをお持ちください)お昼は30分休憩のみでございます。
場所は東京神楽坂にございます日本家屋の和室での勉強となります。
3月3日・4月14日・5月5日・6月2日・7月7日・8月4日・9月1日・10月6日・11月3日・12月1日
全10回終了後、1月より引き続き伝統色彩士養成コースにおすすみ頂いた方は5回のコースを終了後、伝統色彩士・和のパーソナルカラーリスト認定となります。
補講日を最後のほうに儲けますので、参加できない日程などがございましたらご相談ください。
学ぶ内容について
「きものの四季」集中カリキュラム・プロコース
★日本の伝統色の成り立ち・色名とオリジナル色見本帳制作
★季節のかさねの色目をコーディネートに生かす(奈良平安時代からの色の法則)
★二十四節気の文様と通年の文様(現代の気候から考える季節の文様)
★骨格による着姿の調整と似合う素材と柄の関係(やわらかものの似合う骨格・紬などの似合う骨格)
★自分の体に一番ベストなサイズや採寸を学び計算表を制作する
★着物にあうヘアメイク・頭の形や首の長さから似合うヘアスタイルを探す
★イメージングの作り方・カジュアルとフォーマルのそれぞれの似合うイメージ
★草木染体験・染料から草木の色を学ぶ
★「和のパーソナルカラー」「男着物パーソナルカラー」「振袖診断」の概要
伝統色彩士養成コースは5回となります。
毎回2名づつ診断しながら、概要を学び、診断のトレーニングを繰り返して行います。
在籍中にアシスタントなどに入っていただき、実践のトレーニングも積んで頂きます。
内容などはその時々の生徒さんに合わせ、多少変わることもございますが、大体の概要はこのようになっております
講座料
「きものの四季」集中カリキュラム・プロコース
1回15000円×10回 終了証 伝統色彩士協会きものスタイリストアドバイザー
教材費別途 12000円(色見本帳用正絹生地・染色材料・含む)
「伝統色彩士・和のパーソナルカラー」プロコース
1回20000×5回 (吉田雪乃による各個人の診断料も含みます。終了証 伝統色彩士・和のパーソナルカラーリスト)
認定料 220000円 (診断用・伝統色正絹ちりめんドレープ・診断カード・認定証全て含む)
全て税込み
月一回ですので、かなり内容を詰め込んでおります。
携帯でのお写真などはご自由にお撮りくださって結構です。(帰宅後復習するためにも)
2019年スタートの別の講座
男のきものパーソナルカラー診断コース 5回
振袖診断パーソナルカラークラス 5回
着付け師プロ養成コース
(こちらは現在着付けをお仕事としようとなさっているかた、または既にやられている方を対象に、伝統色彩士協会お取引先での着付けのお仕事をお願いできる方に限ります)