キモノのこと

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着物生活

2019年8月23日 22:14  




ついさっき、夏に入る前にこの紗袷の着物をきたように思いましたが、気が付きますともう夏も終わりに近づいております。

虫の声に秋を感じ、朝晩の過ごしやすさを少し寂しく感じます。




雨の日が多く、強い雨などにあいますと、愛用の蛇の目傘が破れそうな気がいたしましてひやひや致しました。


新宿伊勢丹・日本橋三越での振袖診断を終え、あとは横浜高島屋にて千總の色無地のトークショーと和のパーソナルカラーについて。

また日本橋三越カルチャーサロンにて、50歳からの着物学びの講座、伊勢半での講演などいくつかございますが、その都度皆様に告知いたしますので、是非お越しいただけますようよろしくお願いいたします。



日本橋三越の社員食堂にはお寿司がありまして、その場で握っていただけます。

勿論社食ですので、びっくりするようなお値段で大変美味しく頂きました。

仕事とはいえ、講師達と楽しく過ごし、お客様にも喜んでいただき、暑さも苦にならず

充実した時間でございました。


好きな仕事で喜んで頂けるという事は、奇跡に近いほど幸せな事でございます。




帰宅後はすぐにしじらの着物に着替えます。

家族はみな暑がりでエアコンを強めに致しますので、私は部屋で着物でいる方が快適でございます。

寝るときは着古した有松鳴海絞りの浴衣を着ております。


仕事の時は洋服の時もありますが、帰宅したらすぐに着物に着替えリラックスしております。

父も、祖母もそうでした。

帯は伊達締めと半幅の中間のようなものを愛用しております。


私ぐらいの年齢になりますと、部屋着などどいうものがとても美しくなく、伸び縮みする物を着ますと所作がぞんざいになるような気がいたします。

着物ですと、家にいても立ったり座ったりなどの何気ないことに気を付けます。



浴衣で寝て、はだけたりしませんか?とよく聞かれるのでございますが、一緒に旅行した講師の話ですと、私は朝まで寝がえりもあまり打たず、静かに寝ているようです・・・あまり健康的とはいいがたいのですが・・汗


部屋着も寝間着も、絞りの木綿が柔らかくなり時がたてばたつほど肌になじんで気持ち良いので、新しいものは購入しておりません。


また自慢みたいで申し訳ないのですが、私は本当にお金がかからないのです。


お下がりが半分以上ですが、一生分の着物の数と、部屋着と寝間着になる浴衣と、読み終わっていない沢山の祖母の本がございます。

残された古い家と、小さな庭と、猫がいてもうこれ以上欲しいものなどございません。





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