キモノのこと

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郡上紬~NHK美の壺

2016年12月2日 09:40  

郡上紬の八掛を変えてもらいました。


蘇芳色の八掛が付いていましたが、グレーの八掛に変えました。

土地の色の強い紬には同系色の八掛の方がすっきりします。

白洲正子も、鶴見和子も宗廣力三の郡上紬を大変気に入っていたといわれています。


こういう紬は普段着ですので、毎日毎日きることで繭本来のつやが出ます。

ですので、このキモノの本当の美しさは、あと20年ぐらい着てみないとわからないような気もします。


私の場合、染と織では、やはり圧倒的に織のものが多く、お茶関係を除いては、ほとんど織のキモノで過ごしています。

自分が織に携わっているからかもしれません。



私は伝統色彩士協会という社団法人の代表理事をしておりますが、先日は講師達の懇親会がありました。


日本の伝統色を学び、着物について学ぶスクールの卒業生で、全国各地で活動しております。


今学んでいる生徒さん達には、草木染から成り立つ日本の色の深い知識を身につけて、

ぜひご自分のコーディネートにいかしていただきたいですね。



先週、NHK「美の壺」掌の菓子器ボンボニエールの再放送がありました。

お茶のところで有吉先生と一緒に少し登場します。

また総合的にかかわった小津安二郎の回も、いつか再放送になれば嬉しいなと思います。

こちらも出演しております。


先日は、またおなじみの我が家で撮影が行われました。

我が家での撮影も2回目ですので、どこにどの備品があるかディレクターさんもよく知っていて、

撮影はスムーズに(笑)

http://www4.nhk.or.jp/tsubo/179/

こちらに、以前我が家で行った撮影の様子が載っています。小津安二郎の回です。


今日は七緒の戸羽さんとの打ち合わせです♪

晴れていて気持ちのいい冬空です。



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