キモノのこと

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きもの活動着の完成

2017年3月26日 12:02  

「この世界の片隅に」という映画の中で見た「活動着」を実際に作ってみました。


きもの英の千總小紋を活動着にしました。


合成繊維なので洗濯機で気軽に洗えるのと、お茶などで使うのでエレガントな雰囲気にしたかったので。


お気に入りの小紋でしたが、気に入ったきもので作る方が着るのも楽しいのでは・・と。


少しくすみのある千歳緑はどんな着物にも合いやすい色で、お茶でも使いやすい色です。



水屋袴としても使えます。


私は帰宅後洋服に着替えないので、着物のまま家事をします。そんな時はこれを履くと、掃除などもしやすいですね。

活動着はとっても便利です。


自転車に乗ったり、畑仕事をするにはぴったりです!!(とはいえ恥ずかしいのですが、自転車がちゃんと乗れません(-"-)母も祖母も乗れません💦)




私の生徒でもあり、和裁士でもある志村さんに教わりながら、ズボンはミシンで、上着は手縫いで作りました。


結構大変でした(汗)

学生時代の和裁の宿題は、すべて祖母におしつけていたので、全く基礎からやり直しです。


染も織も和裁も、一通りやることで初めてわかることが沢山あります。


色の大切さや、その時の気持ちで左右される織。

縫うことで、自分の体のつくりを意識する事。


祖母が生きていればすべて教われることだったのでしょうが、若いときはどうしても気が進まず、

いまごろになって、背中を追いかけるような生き方をするとは・・・。


どんどん進む世の中に対して、過去へ過去へと探究する私の生き方。

多分、虚偽の多い今の日本に不安があって、真理を過去に探しに行ってるようでもあります。


知識だけでなく、体を使うことで自分の中に取り込み、私の言葉としてブログで何かをお伝えできるのかな~と思っています。


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