キモノのこと

前の記事 次の記事

講師の撮影

2021年11月7日 21:59  

目黒の雅叙園では私が講師を撮影しました。

撮影の技術は置いておいて、自然な女性らしさと聡明さが引き出せるように撮っています。

あまりなよなよとした不自然な動きをつけると、老けた印象になってしまったり、玄人っぽくなってしまうので、さっぱりと清潔感のある女性らしさが出るように考えています。

衣紋もあまり抜きすぎず、衿合わせも自然にしています。

玄人の人はここを大きく開けて色気を出しますが、私などの年齢では源氏物語の源典侍のように、自分の年齢を省みず色目を使う笑われ役のおばちゃまになり兼ねないので、美しさはあくまで健康的であることが良しとしています。

今の着物業界は女性社会です。

女性から見て気持ちの良い品の良さが求められると思っています。

色っぽさは隠しても自然と出るもので、あえて演出するものではありません。

逆にどこかに清純さや可憐さが残って欲しいなと思っています。

おばあちゃまになっても少女っぽさの残る可愛らしい女性であって欲しいです。


協会では、江戸美人クラスというのがありますが、所作は武家の女性らしい芯の通った品格ある姿を目指しています。


今回は私が携帯で撮りましたが、最近の携帯は写真がとてもよく撮れます。

先日、日本橋三越で携帯での自撮りのレクチャーがありましたが、その時の写真はまた後日アップします。








ちなみにこの3人、同じ美容師さんにカットしてもらっています。

表参道でショートカットが抜群に上手い人です。

襟足の長さやデザインのカットを首のバランスに合わせてカットしてくれるので、首が細く見え小顔に見えるのです。

ショートにしたい方はお勧めです。

気になる方は是非メール下さいませ。



前の記事 
50年後の真実

キモノのことTOP
 次の記事
戦前の昭和着付け
ページトップへ