自然農法
コロナになって得たものの中に、「ゆるく自給自足」があります。
家庭菜園などうまくいくのかどうかと半信半疑でしたが、毎日十分すぎる収穫で食費が驚くほど安くなりました。
お米は田舎から送ってくるので、たまにお肉やパン、お豆腐を買うくらいです。
最初の頃は土を耕して苗を植えるという感じでしたが、とても育ちそうにもありませんでした。
今はどこに何が植えてあるのかも分からない状態です(笑)
畑はもちろん無肥料無農薬で、雑草も抜かないのでどちらかというと自然農法です。
最初は鶏糞などを少し使っていましたがあまりに大きくなって増えていくので、そのうちそれもなくなりました。
全くの素人なので、このやり方が正しいとは思いません。
ただ農薬や肥料を使わないと野菜は大きすぎたり小さかったり不格好だったりするので普通の農家さんの流通には厳しいと思います。
友人にもおすそ分けしにくいです(苦笑)
もちろん虫にもやられますが、別に気にならないのでそのまま食べています。
ほったらかし家庭菜園なので手間がかかりませんし、家族が食べていくには十分すぎるほどです。
ついでに草木染めの染料も一緒に植えてあるので染めも出来ます。
うちの畑は雑草も虫も共存しています。
電気やガス水道などは生活に絶対必要なので完全な自給自足は無理なのだとわかっています。
ただできるだけ使わない工夫を日々の暮らしの中で考えていくしかありません。
秋彼岸も近くなりました。
弘法大師さまが綴られた文章の中に
「経路未だ知らず。ちまたに臨んで幾たびか泣く」という文章があります。
お大師様のような方でも、どの道に進むべきかに悩み幾たびも泣かれたのだと知り、大変驚きました。
コロナ禍で道が見えない人は多くいると思います。
どのように進むべきかなどの正解はありません。
私もいつも心の中で「経路未だ知らず」と自分に問いかけています。
皆さんも、焦らず、この時代にあらがわず、足元をしっかりと見つめて何かに流されず毎日をゆったりとお過ごしください。