くらしのこと

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これからは江戸時代の日本に

2020年4月8日 10:12  



1週間ほど何となくのんびりしていたように思ったのですが、とても忙しくなってしまいました。

何かが違っているといえば、在宅ワークになったということであり、今までの外での打ち合わせはすべてオンラインミーティングなどに変わり、電話や、PCの前に座ったままとなっております。

明日から百貨店などが暫く休みになりますので、今日中に入稿しなければならない事に追われております。

三越も当初は飲食をする料理教室、茶道教室、運動系のダンス教室のみを休講としておりましたが、全ての講座が5月中旬まではお休みとなります。

私の染色講座はリスクが少ないので今の段階では早めの開講を予定しておりますが、確定ではありません。(染色は基本マスクと手袋着用となりますので)


お花見の時期に狛江でお茶会をやりましょうと計画しておりましたが、中止となりました。

暫くは濃茶の回し飲みが難しいのと、茶碗は洗剤では洗いませんので、衛生的なことをどう処理していくかを考えなければと思っております。

茶碗は釉薬の隙間から茶が浸透して景色を作ってまいります。

表面に隙間があるものに対して洗剤を使う方が怖いと思うのでございますが、何分今回のことで皆さん神経質になっております。

暫くは磁器を使い、その都度殺菌性の洗剤で洗う方法でと考えており、協会にお越しの皆様にお抹茶を差し上げます時も、そのようにしてまいりたいと思っております。

とはいえ、当協会での講座、活動は一切中止としており、5月末までは自粛とさせていただきます。


また6月より、講師会所属の更新のご案内が行く予定ですが、本年度は更新料などは一切頂かず、そのまま自動更新とさせて頂きます。

皆さんも様々な分野でそれぞれに色々な損害を受けているのだと思います。

協会も出来るだけ皆様の負担を無くすため、私に出来ることであれば、弟子達には無償で講義を行う事も考えております。

今は助け合う事で乗り切る時期であると考えます。


東日本大震災の時は、日本は絶望的でしたが、他国が様々な援助をしてくださり、精神的にも経済的にも立ち上がる事が出来ました。

しかし今は私たちが他国を助ける事も、助けていただける事も出来ません。

世界が皆悲鳴をあげております。

そうなりますと今後は自国で何とかしなければならず、鎖国状態となります。


黒船来航前の、日本に戻るのだと思います。(昨年は皆さんに江戸に戻ろうと言ってましたが、まさかこんな事になるとは予想もしておりませんでした)


ファストファッションなどでなく、江戸時代の庶民が着た麻や木綿の服。

着物。

地産地消の取り組み。

首都部に人口が集中するのではなく、地域でそれぞれの生産の活動を促していく事。

今は海外でなく日本を見直す時期であると思います。





このような時期でも、我が家の小さな庭にはたくさんの野の花が咲いてまりました。

山芍薬も春蘭も都忘れも見事に咲いてくれました。


暖かくなったのですね。




友人で織物作家の中里ようこさんが庭に咲く野の花を寄せ植えで送ってくださいました。

可憐な花は一人静。

もう一つは雪笹です。


こんな時に本当にありがたい。。

友人て素晴らしいなとつくづく思いました。





昼間はずっと家に籠るのも良くありませんので、運動がてら近くの里山に散歩に行く事が多くなりました。

ここにいる事が今の私の楽しみの一つです。


これから私達日本人はどこまで自粛できるのか。

企業はどう行動すべきであるのか。

一人一人の行動がウィルスを押さえ込む力となります。


感染者でなく、死者の少ない国であってほしいと祈る気持ちでおります。

死者を出す出さないは、私達の行動にかかっているのです。

どうか、必要最低限以外の外出を避けていただきますよう、お願い申し上げます。


また適度な運動はストレス解消になりますので、近くのお散歩の際は深呼吸をたくさんして下さい。

マスク生活が長く、皆さんの呼吸が浅くなっているような気が致します。

浅い呼吸は自律神経を悪くさせますので気をつけて。



笑顔で皆様とお会いするその日のために頑張りましょう。

        






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