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農業をする生き方

2020年4月11日 12:18  


祖母は、戦時中に食べるものに困り、大切な着物を農家に持ち込み大根やさつま芋、わずかな米などと変えてしまった事をいつまでも悲しそうに話をしておりました。

なので私に残された着物はほとんどが戦後に購入したものだと思っております。


国が弱くなった時、強いのは農家だということを覚えておくようにと子供の頃から聞かされており、2月に自宅そばに畑を借りました。

自給自足を目指すのは難しいとわかっておりますが、買い占めなどをしなくても家族のものや親しい友人達の食料はなんとか賄えるようにと考えております。


また不透明な流通で、どこでどのように農薬が使われているのかも気になり、無農薬野菜を買うにはお金もかかり、ならば自分の手でと思いました。

今は自分の仕事がどう再開してまたどう軌道に載せるのかということよりも、生きていく事に重点を置き、日々の暮らしの中で免疫を守るための食事、運動、生産に力を注がねばならぬと考えております。


コロナの事がなければ日本はなんの問題もなく幸せな国だったのか?

私の生活は十分満足いくものだったのか?

そう考えますと、今回の事は生き方の軌道修正をするためのきっかけであり、ネガティブなことばかりではないと捉えております。




着物では農作業は出来ません。

娘のお下がりや、しまむらで買った安いリネンのシャツ、ワンピースなどを藍染して着ております。

畑仕事は虫に刺されることも多いので、本藍染の虫除け効果に期待したいと思っております。

洋服も、自分で染め直したり致しますとオリジナリティーがあり、大変満足致します。

とても1700円には見えません(笑)


毎日、日焼け止めに眉を描いただけのすっぴんで過ごしております。

肌の調子も顔色も良く、、少し太って、体力もありとても元気です。

万が一、感染したとしますと、喉の痛みや熱などでしばらく食事がとれなくなるようですので、げっそりしてしまわないように、少し太っていた方が安心です(笑)


畑の端に失敗するのを覚悟で日本紫の苗を植えました。

紫根染めの為です。

日本では容易には育たない事はわかっておりますが、吉岡先生が大分県に紫根畑を持っておられ成功しておりますので、私も頑張ってみようかしらとずっと以前から考えておりました。






てんとう虫が紫草の苗に遊びに来ました。


こんな小さな命でさえも、私達と同じ地球上の生物なのです。

一緒に頑張ろうね・・・と思わず声をかけたのですが、その言葉は自分に跳ね返ってきて帰り道はとても幸せな気分に・・。

前向きな言葉の力は素晴らしいです。


日本は大丈夫です!!

毎日報道される感染者数の数字に不安にならず、しっかりと強い気持ちでいましょう。

前向きな気持ちで感染をはねのけましょう!

そして感染したら、がっかりせず、落ち込まず、戦うしかありません。

戦うときは皆で情報を共有して一緒に戦いましょう!!


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