どの時代へも行ける
2019年2月11日 15:31
紫は今年の私のテーマ色でございます。
源氏物語から始まる色をもう一度再確認している最中です。
ところで、ここ数年の一番の楽しみは今の時代からタイムスリップして好きな時代に行く事くでございます(汗)若干危ないでしょうか・・。
魔法の鏡をのぞいて目をつぶると現世での曲がっている事柄がすっきりと一本の線となり、正しい道が見えてまいります。
奇跡的に使える江戸時代の鏡です(今の鏡とは違って銅鏡になります)
刀剣商だったの父のものです。
曾祖母の着物と一緒にありましたので、曾祖母のものかもしれません。
父が亡くなって刀を大量に処分しなければならず、そのなかに骨董のような品物が沢山ありました。
この鏡は今の鏡とは違って磨かなければすぐに曇ってしまいます。
あまり曇ってしまいますと専門の職人に磨きなおしていただかなくてはならないのですが、今の時代は磨き職人はおりません。
昔は柘榴の汁で磨いたと叔母に聞き、柘榴の汁を冷凍しておき、使っております。
時計は裏千家でした祖母の形見
3歳の時の筥迫は名刺入れに。
どうしても使えない子供の頃の襦袢などはテーブルセンターに。
こんなことを考えておりますと、あっという間に祖母といたころの暮らしや、曾祖母の時代にタイムスリップ致します。
先日の雪の日、雪下駄と蛇の目傘でお稽古にまいりました。
祖母と同じ姿である自分がとても嬉しく、寒くて冷たくて凍えそうでしたが楽しい一日でございました。
昔の生活の事を思い描いておりますと、今を生きているのか過去の人なのが時々かわからなくなります(笑)
ですが、それが私の一番幸せな時間でございます。