和のエイジレスカラー診断
前回のブログで和のパーソナルカラーの診断が40代ぐらいまでとして、そのあとは少しづつ黄みの増す肌に対してのエイジレスカラー診断が必要である事をお話ししました。
「エイジレスカラー」とは、年齢にあった色を身につけることでより美しく、逆に若々しく見える色ということです。
大人の人が着物を着るときに必要なのは、若い女性にはない落ち着きや品格、または積み重ねてきた人生の知識による風格であると思っています。
極端な若さは追わずに年相応の美しさを追う。
これが一番大事なことです。
子供っぽさのない、大人らしい品のある色をお召しになると自然と振る舞いも落ち着きのあるものになっていきます。
若さでは出せない美しさを追求することは精神的にも落ち着きます。
10年後20年後の自分に自信が持てるような生き方を探していくことでもあるからです。
色はその人の内面を表します。
成熟している人にはそれに相応しい色というものがあります。
和のエイジレスカラー診断では、タイプ分けしない完全オーダーメイド診断となります。
顔全体では青みが強くとも、シミの出てしまう頬のあたりは黄色みや赤みが強くなります。
目の下のクマも若い時は青クマでも年齢と共に黄色みが強くなります。
鼻の周りも茶色を帯びたくすみ色になり、毛穴が目立ち、またほうれい線やたるみで口の周りは暗く見えがちになります。
お化粧で青みに近く持って行けても首は黄色みだったりもします。
顔全体に様々な色が混在する状態は年齢と共に強くなっていき、お化粧である程度カバーできますが、カバーをすればするほど今度はシワが目立つようになります。
年齢を重ねたら化粧はシンプルに薄くしていくほうが自然で美しいと思っています。
まず肌のチェックをして(顔と首、手の甲や前腕の内側など)青みの色、黄色みの色の混在比率割合を出します。
そのあとに一番自然で肌色に合った、しかしこれ以上くすみを目立たせないような色選びが必要となります。
また大人の美しさは色だけでなく質感というものも大事です。
どんなに美しい色であっても、安っぽい生地感や柄が品を落としてしまったりするので、やはり質感は重要なポイントになります。
和のエイジレスカラー診断は、ワンランク上の大人の女性の為の色診断です。
衿秀さんで作っていただいた『正絹・織巧紋ドレープ』は着尺の機で織っています。
また地紋を入れ、縦糸を多く使うことで質感、艶感、流れるドレープ感などエレガントに相応しい質感を出しています。
色は協会オリジナルのくすみ肌対応の大人の伝統色となります。
色の詳しい説明はまた次のブログで。
若い女性と同じカラー診断では大人の色は対応出来ない。
長い間考えてきた事でした。
ようやく完成して安堵しています。
もちろん協会では
☆20代のお嬢様の振袖診断用のドレープ
☆20代〜40代ぐらいまでの通常の和のパーソナルカラードレープ
☆男性のための着物診断用カラードレープ
そして今回の
☆和のエイジレスカラー診断用ドレープ
この4つのドレープを使いながら診断を組み立てていきます。
通常の和のパーソナルカラードレープだけでも50代60代にも対応しております。
さて新しい診断は、11月5日6日の
「ISETAN茶会はじめ」にてクイック体験できます。
和のパーソナルカラー色無地診断
通常の和のパーソナルカラー診断にエイジレス診断を少しプラスして行います。
11月5日(土)6日(日)
各日 午前11時〜午後5時(1回30分)
伊勢丹新宿店 本館7階 呉服プロモーション
5500円(税込)予約先着順
10月26日(水)午前10時よりお電話にてお申し込みください。
新宿伊勢丹呉服 TEL:03-3225-2694
13期の募集予約を受け付けております。
伝統色彩士協会サイトよりお問い合わせください。