新橋色と月光庵クリスマス会
2019年12月25日 10:06
皆様のクリスマスはいかがでしたでしょうか?
我が家は娘がインフルエンザにかかりまして、夫と共にご馳走もケーキも中止となりました。
質素なイヴを過ごしましたが、それはそれで良かったように思います。
12月は会食も多く、胃の方も疲れ気味ですのでお休みできるときは消化器官は休ませてあげる方が良いのです。
少し前になりますが、鎌倉の月光庵でクリスマス会がございました。
ご両親の介護や、子育てに追われている方、仕事が忙しくとも時間を作って稽古に来ている社中全員を労うという先生からのスペシャルなご招待のディナーございます。
お茶の世界では茶会にご招待頂きましても、お包みをするのが常識ではございますが、茶会ではないのだから気遣い一切無用とのこと。
お言葉に甘えさせて頂きました。
今年は北鎌倉のフレンチ「シェ・ケンタロウ」
大変美味しく頂きまして、ぜひ今度はランチで訪れてみようかしらと思っております。
社中の皆様への表彰式などもございまして、先生からプレゼントがご用意されておりました。
本当に和やかで楽しいクリスマス会でございました。
私は昼間はお稽古で、その後駆けつけ何とか間に合いました。
新橋色の色無地は確か昨年の伝統色彩士協会のクリスマス会でも着用いたしましたが、早いものであれからもう一年が経ったのですね・・・。
新橋色は明治から大正にかけて芸者衆の間で流行った色です。
当時銀座の金春通りに置屋がありましたので金春色とも呼ばれておりました。
鏑木清方も愛した色と言われており、なかなかコーディネートが難しい色でございます。
粋な色ですので変に色気を出さずにキリッと着なければなりません。
アンティークの帯を銀座結びで。
一度銀座結びの帯枕無しに慣れてしまうと、背中が楽ですのでこればかりになってしまいます(笑)