個人診断のご予約のことと、お茶のこと。
FBやインスタ、メールなどでお問い合わせをいただいております個人診断でございますが、大変申し訳ございません、来年2月までは御予約で満席でございまして、新規のお客様は3月以降のご予約をお願いいたしております。
いつもブログをご覧頂き、診断を心待ちにしてくださっている皆様方にはご迷惑をおかけ致しますが、どうぞご了承くださいませ。
和のパーソナルカラーは洋のパーソナルカラーとは逆の診断が出ることがあります。
それは顔に馴染む色が決して良いという訳ではないからでございます。
洋服で似合う色も着物では野暮ったくなったり、平凡になって顔が引き立たなくなったりすることがございます。
着物では色は主役ではなく脇役でありますので、皆様の顔を引き立たせる為に前に出過ぎず、馴染みすぎず、程よく寄り添う色であって欲しいと思っております。
また似合わない色も、喧嘩せずに時々は取り入れてあげることで、似合う自分の再確認にもなります。
似合わない色を少しの部分で取り入れるのは、うなぎの山椒の粉のようにピリッと効かせて良いものでもあります。
全て正解の世界で作り上げるのが決して良いとは言えないところに着物の世界の楽しさがあります。
新しい環境(鎌倉月光庵)でのお茶の稽古も腰が落ち着き、私なりに学びの多い日々を過ごしております。
先生からは柄杓を持つ手の美しい指の位置や目線。背中、肩への意識など、今まであまり考えてこなかった事を集中的にお稽古していただいております。
「女性のための美しい茶道所作」
ため息が出るような、流れるような、自然で女らしい美しい所作が課題でございます。
女性の点前は、優しく、花が揺れるようでなければと思うのでございます。
故に、着物も袂が柔らかく揺れて、空気を含むようでなければなりません。
美しい所作には頭の中で音楽を流すと良いと先生に言われましたので、私は大好きなラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の音に添うように動いております。
目の前の点前だけにとらわれず、心穏やかにリラックスした状態で茶を点てることができるようになりました。
分身のようであったピアノを手放してしまった為、もう弾くことはままならないのですが、ピアノの世界とお茶の世界が繋がって、私の中で自由に広がっていくようでございます。